日記を書くまでが遠足です

杉浦太陽の結婚報道を受けて、ショックのあまり気が動転し、「自分もウルトラファミリーに入れば彼と家族になれる」と思い込んだ結果、スペシウム光線の特訓をするが、どうしてもうまくいかず、茫然自失状態の女と、そんな友人に同情し励まし続ける健気な女に出会った。

見えない頭、見えないゴールテープ、見えないディスプレイ担当者の意図……。それらの醸し出す終末感が、僕たちの過剰な消費活動の行く末を予見させ、暗澹たる思いにさせる。

自らの体を前方に運ぶ推進力を、おそらく母親の手作りであろう手提げ鞄を大きくスゥイングすることから得ている、次世代の省エネを担う少年に出会った。

Pokemonの映像をまったくの静止状態で凝視し続ける、平成生まれの少年たち。画面と最短の席を陣取る三人組はまるでダグトリオ……。その最後尾に位置する少年による、狭いスペースに自らを適応させた結果として180度に達する勢いとなっている足の開き具合はあまりにも見事。三本ラインの入ったジャージのレッド・ブラックと、ジャージの裾から除く靴下と靴のブルー・ホワイトが生むコントラストも美しすぎてため息が出た。

新千歳空港のANA到着口横に設置された水槽で待ち受けている、この空港における真の主を撮影することに成功した。

後の柴田理恵である。