「あけましておめでとう」を言うために僕は自分を殺さなければならない

この手のフレーズのトゥルースをスルーしてスムーズにスピークすることができてこそ一人前の社会人であるというのなら、僕はしばらく無理そう。虚しくてしかたがない。

毎年のことだけど、最大公約数的内容の一斉送信年賀メールが届けられると、送信者との距離をとても感じる。仕事じゃないんだから、伝えたいことがなければ無理して送らなくてもいいのになあ。関係を保つための仕事ということなのか。でも、もし僕とあなたが友達なら、そんなことしなくても関係は続くと思うけれど。だいたい、友達っていうのはさあ……。

と、こうして僕には友達がほとんどいなくなったのであった。