画伯再び

むかし書いた膨大なメモを整理していたら、これ売れるんじゃないかって絵が続出したので、まずはその一部をサンプルとして、無償でここに公開することにした。

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どこかのテレビ局で使ってもらえないかな


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左耳が蛇みたいだという点に目をつぶれば愛くるしい


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バックの暗部を「あいうえお」で表現するという斬新なアイディアは、いまの僕にはない
注:これはたしか、上下を逆さにした絵を模写したものです。「脳の右側で描け」参照。


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もはや何も言うまい

今日の散歩ルート

○→麹町→半蔵門→九段下→北の丸公園→神保町→小川町駅→地下通路(地下なのに下り坂になっているのがおもしろい)→新御茶ノ水駅で乗車→帰宅

カメラは持たなかったので写真はなし。曇天で蒸し暑く、かび臭く重い本を何冊も鞄に詰めて、1時間半くらい歩いた。僕は一体何のためにこんなことを……とときどき自問自答してしまうものの、基本的には無心で、ときどき心に浮かぶものを大事にしながら歩くのがいい。都内に住んでいれば、自転車に乗るっていう選択もできて、もっと楽しいのかも。

札幌、千歳、羽田、池袋、大学、自宅

空港内のお土産屋さんって午前7時とか8時とかからやっているんだね。10時くらいまでは閑散としてるのかと思ってた。

飛行機はまた通路側で、少しだけがっかり。飛行中、隣り合わせた人がノートパソコンを開いて、企業情報満載の書類を熱心に作成してた。

羽田に着いて、探している本があったので池袋に行った。荷物が重いうえに、小雨で、気温も湿度も高くて、排気ガスで空気が霞んでいて、修行だった。コンピュータ関係の本を探しているとき、リブロ池袋本店は1階にコーナーがあるけど、ジュンク堂は6階だから、メジャーな本が欲しいときはリブロに行くことにしている。

そのまま大学へ行った。自宅に帰ったのが夜10時。プロフェッショナルとサラリーマンNEOを見てから寝た。


とても健全な日記だなぁ。

札幌でごはん、ほか

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僕は、コンビニかファーストフード店で得られる以上の美味しさは自分にとって過剰だし必要ないと考える謙虚な、いや貧乏くさい人間なのですが、たまにすごく美味しいものを食べてしまうと、今まで自分が好んで食べてきたものは一体なんだったんだろう……と文明開化に戸惑う明治の人のようになってしまうのが玉に傷。

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牛とろ丼、キャベツカレー

午前中に、北大の生協で牛とろ丼を食べた。北大生協のサイトにわざわざ解説ページまで載せてるくらいだから、よほど自信があるのだろうかと以前から気になっていたが、今までなんとなくスルーしていた。

そしてついに念願は叶ったが、格別に美味しいということはなかった。
R1053694.jpg細かい上下運動で波を発生させ続ける鴨


昼食にまたリトルスプーンでカレー。カレーにキャベツはすごく合う。家でも作ってみたい。
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Mr.Children ‭”HOME” Tour 2007

ミスチルの最新アルバム「HOME」を最初に聴いたときは、僕が好きだったミスチルはいまや影になってしまった、僕に当てはまるピースはもう提供されないだろう、と諦めて、それっきりほとんど興味を失っていた。インタビュー記事を目にすれば「暖かいアルバムです」だなんてメンバのコメントがあって、ますます冷めるミスチル熱だった。

その後、通学中などに流し聴きし続けた。まったく興味がなければ聴かないから、惰性だけじゃなくて、期待してる部分というか、気にかかる部分というか、はあったのだと思う。でも、本当にこのアルバムは、固いところのまったくないグミみたいなアルバムだな、と終始感じていて、その感覚だけはぶれずにずっと自分の中にあった。

で、今回、真駒内でライブを見てきたんだけれど、まぁ、なんというか、すごくよかった。最初、ライブが始まって、スクリーンに映像が映し出されたときは「これはまたとんでもなくチープなCGだなぁ」と軽く失望感を覚えたし、歌が何曲か続く中でも「座りたい」「眠りたい」「桜井さん走りすぎ!」「小林武史髪長すぎ!」「タハラ姿勢良すぎ!」といったような否定的?な感想しか浮かばなかった。周りで変な腕の動きをさせている人たちと同じ空間にいるのもちょっとやだなぁと思っていた。

でも、中盤あたりから徐々に、融かされるみたいにして、共感していってしまった。とにかくものすごい、圧倒的なエネルギーを放出してくるわけね、彼らは。エコを推進している人たちとはとても思えないくらい。光と音で、押したり引いたりして、感情を揺さぶってくる。陳腐だなぁとか、ずるいなぁと感じる演出もあった。でも、ああなんか自分の語彙が貧弱で悲しくなるけど、留まってちゃ駄目なんだって、何かをつくり出してみんなに伝えなきゃっていう衝動からくる情熱というのか、そういうところに圧倒されて感嘆しまくりだった。ほとんど楽しくはなかったよ。すごいと思った。こんなに大規模で、それでいて緻密な創造物を、今の自分にはどうやってもつくれないもの。

唐突に、今回とてもよかったところ。CG映像が一部の曲とマッチしまくり。あんまり好きじゃなかった曲の印象が一変したりした。桜井さんのMCがいつもよりよかった。最後に近い公演だったからか。それに、指を怪我して公演を延期させたJENに絡みすぎなところが面白かった。そして、そのJENが歌っちゃたことが一番の驚き。まさか歌い始めるとは思ってなかった。はるばる見にきた価値があった。小林武史の演奏もよかった。髪型もやっぱり変わってなかった。

唐突に、ライブのあまり好きじゃないところ。自発的にライブ会場に来ておいてなんだけど、共感したとはいえあの会場のノリと完全に同調したくないというか、自分にはできないなぁと思う。ライブに限らないけれど、他人に、完全に思考停止した状態の自分の姿を見せられるというのは、ちょっとどういうことなんだろう……と。いや、もちろん誰も僕のことなんか見ていないだろうけれど、僕は僕を見ていると思うし。僕が、完全に我を見失っている状態になりたくない、っていうだけの話かな。あと、アンコールを待っているときの観客って、親鳥から餌を与えられるのを待ってる雛鳥にみたいに思えてしまって、なんだか滑稽。余韻に浸る間もなく手を叩くことが求められてるのかな。

ライブが終わってから改めてHOMEを聴くと、もう同じアルバムには聴こえなくなった。ミスチルにおいては、アルバムは一つの作品としては通過点でしかなく、アルバムを核としつつ過去の楽曲を取り込んで融合させたライブ上で、ようやく一つの作品として完成するような気がする。気がするだけか。
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悲しみがタモる

札幌ではタモリ倶楽部は金曜日ではなく水曜日の深夜の放送。関東より5日遅れで放送されている。先週見逃したのでラッキーと思いきや、僕が帰るのは来週の火曜日の午前。救いようがないこの状況。