最近のミスチルにたむけんが一言

批評なんてできないので、ただの個人的な感想を。

死ぬほどミスチルが好きだった自分だが、「しるし」は正直20回くらいしか聴いていない。なんだか気持ちがとろけすぎてしまって駄目。何度も繰り返して聴こうとは思えない。「Sign」で感じられた、肌寒い日の公園のベンチに座っていて、突然柔らかくてほのかに暖かい日差しに包み込まれるようなイメージが、「しるし」では、より押しつけがましい暖かさというのか、むりやり羊水の中に押し込まれるような感じになってしまった。「もうヘソの緒つながってないんですけど! 息できないしどうするの!」と池袋西武の屋上で声を大にして叫びたい。「ひびき」は、懐かしさを感じて、ちょっと好き。

最近のシングルだと「未来」が一番好き。写真を撮りながら散歩をするときによく聴く。実は「ヨーイドン」も意外と聴ける。

「フェイク」は、「#2601」のような狂気さが感じられれば好きになったかも。どうもこう、「フェイク」に限らず最近のシングルは、綺麗におとなしく納まりすぎていて物足りない感じがするのは、僕が乾燥肌なのに保湿クリームを塗らないせいでしょうか。あと、「フェイク」の2番のサビの「ハイエナのよう」という歌詞が、何度聴いても「ハゲんなるよ」にしか聴こえない。

自分がどんな曲に惹かれるのか、いまだにあまり把握できていない。できない方が楽しめるのかも、という気もする。